一昔前は、介護の仕事は、資格がなくても誰にでもできる仕事と思われていました。
しかし、一言で「介護」といっても、内容は様々です。
例えば車いすで段差を超えられなく困っている人がいたら、ちょっと手を貸す、これも介護です。でも、同じ車いすの扱いでも、人を車いすに乗せてトイレに連れていく、用を足すのを手伝うとしたら、どうでしょうか?知識や技術がなければ、人にケガをさせてしまうかもしれません。
「介護」を職業としてやっていくためには、まずプロとして基本的な知識や技術を身につけなくてはなりません。その上で、現場で経験を積み、学び、工夫し続けることで、プロの技術が磨かれていきます。一見簡単そうでいて、介護の仕事はかなり奥が深く、専門職としての誇りを持てる仕事です。
加齢、病気などで日常生活に支障が出るのは他人事ではないと思います。
家事、歩行、排せつ、入浴など身体的な事だけではなく精神的にも尊厳ある自立した生活を送れるように支援をしていくお仕事は専門職であり、必ず誇りを持てると考えております。