認知症介護の専門職員を養成するため、認知症高齢者の介護に関する知識や技術を習得する実践的な研修です。介護の現場で質の高い認知症支援を行うこと、および認知症介護技術の向上を目的としており、すでに介護の現場で働いている人を対象とした研修となります。

認知症介護実践者研修の受講条件に「介護現場における実務経験が2年以上あること」を組み込んでいます。また、受講条件を満たしたうえで、実施する都道府県や勤めている介護施設からの推薦や、施設を利用している認知症の方に実習協力者として協力してもらう必要があるなど、実施機関によって細かく条件の違いがあります
研修期間は、多くの実施機関で講義・演習が6~7日間、自施設実習が2~4週間程度となっているようです。しかし、実際には座学の講義が連日行われるわけではないため、1ヶ月に2~3回程度のペースで講義・演習が行われ、自施設研修も含めて2~3ヶ月にわたっての研修となるところが多いようです。