福利厚生には法律で定めされている法定福利と会社ごとに独自で定めた法定外福利の2種類があります。また、その2つの福利厚生は6種類と10種類に分類することができます。

【法定福利】

健康保険・介護保険・厚生年金保険・雇用保険(失業保険)・労災保険(労働保険)・子供子育て拠出金(児童手当拠出金)

【法定外福利】

〇通勤・住宅関連

交通費や、家賃、住宅ローンの費用の全額または一部を会社が負担してくる

〇健康・医療関連

健康診断や人間ドッグなどにかかる費用などを負担してくれる

〇育児・介護支援関連

託児施設やベビーシッターを雇うのにかかる費用などを一部または全額負担してくれる

〇体育・レクリエーション関連

社員旅行や会社主催の運動会、野球大会やボーリング大会、工場見学やスポーツ観戦など

〇慶弔・災害関連

従業員の結婚や出産などに対して慶弔見舞金として給付があったり、身内の不幸などに対しても慶弔見舞金などが支給される

〇財産形成関連

社内の出の預金制度や会社の株を社員にもたせるもち株制度などの福利厚生

〇職場環境関連

従業員への携帯電話やスマホなどの支給、社員食堂などの福利厚生

〇業務関連

業務に必要な知識を得るための書籍の購入費用を負担したり、資格取得のための試験費用を負担する福利厚生

〇自己啓発関連

上記の業務関連とは別に業務に直結しない自己啓発に対しても補助を行う種類の福利厚生。交流会への参加費用や講演やセミナーへの参加費用の負担など

〇休暇関連

育児休暇などとは別に自分の誕生日や子供の誕生日が休みとなる福利厚生

福利厚生とは会社で働く従業員およびその家族が安定した生活を送ることなどを目的として「給与以外に提供・支給される制度」のことを指します。また、従業員を雇用する企業としても福利厚生を提供することでモチベーションアップや能力の向上、離職率の低下などを目的に設けられています。